今日の宝塔 小野神社宝塔

今日の宝塔は滋賀県大津市(旧志賀町)小野神社の康永四年宝塔。花崗岩製、高さ160センチ。因みに私の地元でもあります。もちろん子供の頃はこんな渋い趣味は持ち合わせてなかったので、存在すら知りませんでしたが(笑)。
基礎の正面は輪郭を巻き、内に格狭間を作り、宝瓶三茎蓮の文様を刻出する。左側面は輪郭を巻き、内に格狭間を作り、開蓮華の文様を刻出する。

背面は無地で康永二二年(四年)(1345年)の紀年銘が刻まれている。塔身軸部は扇型を刻出する。首部は円板部を作り、段形は二段。

笠は頂部に露盤、四隅に降棟を作る。軒下の段形は二段。相輪は半ばで欠損している。
小野神社の祭神は天足彦国押人命、小野氏の祖である米餅搗大使主命。後者はお菓子の神様としても知られている。この宝塔は最近何故か小野小町塔という名がつけられ、境内にも掲示されている。小野小町ゆかりの史跡は日本中にあるので便乗したのであろうか?

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