今日の石燈籠 河桁御河辺神社石燈籠

本日は滋賀県東近江市神田町の河桁御河辺神社の石燈籠(重文)です。鎌倉時代後期、高さ220センチ。細粒黒雲母花崗岩(米石)製。蒲生郡日野町蔵王に産する細粒黒雲母花崗岩を「米石」と呼んでいます。
火袋破損のため補強の枠が入っているが、宝珠にいたるまで完存している。蕨手には穴が貫通しており、宝珠には火焔を表す線が刻まれている。
中台の下端は単弁、側面は二区格狭間となっている。
基礎側面は壇上積式。側面には獅子・孔雀・宝瓶三茎蓮を配置している。単弁反花は洗練された形を示す。三茎蓮、開蓮華、散蓮華、孔雀の文様などは近江でよく見られることから近江式文様とも呼ばれている。
型に嵌らぬ独創性は高く評価されています。

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