今日の石仏 清滝石仏群(奈良県平群町)

鳴川川に沿った千光寺の旧参道を進むと、岩壁に刻まれている磨崖石仏群が現われる。まず目に入ったのは八尺地蔵と呼ばれる線刻地蔵立像。実際は八尺より大きく、総高三・七メートル、仏身は二・九メートルとのことだそうだ。繊細なタッチの優品である。

さらに対岸に目を移すとかつて五知如来と言われた御尊仏が並ぶ。釈迦・薬師・地蔵・弥勒・阿弥陀とのことであるが遠目には判別は難しい。

陽刻されている貝吹き地蔵は像容から室町後期~江戸初期の作とされている。こちらはそのご尊顔がよく見える。

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