今日の宝塔 長安寺宝塔
今日の宝塔は滋賀県大津市長安寺宝塔。俗に関寺の牛塔と呼ばれるものです。平安時代末期、高さ353センチ、花崗岩製。日本最大級の石造宝塔と言われてます。
万寿2年(1025)の関寺縁起によると、天延4年(967)の大地震で破損した関寺を復興するときに、資材を運搬した一頭の牛が、仏の化身であるという噂が立ち、多くの人々が関寺へ参拝したということです。そして万寿2年、霊牛は関寺の工事が終わるとともに死にました。その霊牛を供養し、祀ったのがこの牛塔であると言われています。(大津市教育委員会)